睡眠は必要・・・でも、睡眠中は要注意!
風邪をひくのは朝

風邪をひかないように日頃から気をつけていても、朝に目が覚めた時にのどがイガイガしていた、という経験をした人は多いでしょう。 「風邪をひいたと気づく時間帯は?」という問いに、半数近くの人が「朝起きた時」と回答しています。

睡眠は欠かせない

一日の疲れをとって病気への抵抗力をつけるために、睡眠は欠かせないものです。睡眠不足になると、人の免疫力は低下します。免疫細胞は夜の間に古い細胞が死んで新しい細胞が作られます。夜に寝ないと細胞の入れ替わりがしにくくなり、免疫力が落ちるのです。つまり、しっかり睡眠を取ることは免疫力を上げるために欠かせないものなのです。

睡眠中は抵抗力が弱まる

しかし実は、睡眠中はウイルスへの抵抗力が一番弱まる時間帯です。自律神経には活動時に優位になる交感神経と、リラックス時に優位になる副交感神経の2種類があります。睡眠中には副交感神経が優位になって働き、そのことで身体の各器官の働きが緩慢になります。すると、唾液の分泌や唾液を呑み込む動きが少なくなり、のどが乾燥するのです。

なぜ免疫力が落ちる?

これがウイルスの繁殖に最適な環境なのです。異物を排除する働きが鈍り、ウイスルが侵入しやすくなるのです。さらに、鼻やのどが乾燥している状態では異物を排出する繊毛の働きが鈍り、ウイルスがより侵入しやすい環境になります。しかも睡眠時は体温も下がっているため、ウイルスにとって体内に入り込む絶好のチャンスなのです。睡眠中には部屋の湿度を高めに設定したりマスクをして寝たりすると、ウイルスに感染しにくくなります。

    

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