老眼には・・・紫外線とスマホが大敵
紫外線と老眼との関係

紫外線は以前から白内障の原因の1つと言われてきましたが、最近では老眼の早期発症にも関係していると指摘されています。実際に各国の緯度と老眼の発症年齢の関係を調べたところ、紫外線の弱い地域ほど発症年齢は遅く、紫外線の強い地域では早い年代で発症しているとの結果が出ています。

なぜ紫外線が悪いの?

目の中の水晶体には酸化ストレスに対する抗酸化物質がありますが、加齢につれてその物質が減っていきます。若い頃は紫外線を浴びても酸化を還元する力がありますが、高齢になると酸化物質がたまり白内障が進行しやすくなります。今からでも紫外線対策を始めましょう。

スマホ老眼とは

最近は老眼と同じような症状が20〜30代でも見られるようになっています。一般的な老眼は加齢によって目の水晶体や毛様体筋が硬くなり、調節機能が低下し、近くのものにピントが合いにくくなる状態です。一方、スマホの多用が原因のものが「スマホ老眼」と呼ばれています。ほとんどは一時的にピントが合いにくくなるだけですが、重篤化すると固定されたままになります。目の負担が増えることで老化を促進し、老眼の若年性がすすんでしまうという面もあり、20代から老眼と診断されるケースもあるようです。

オススメ「指スライド運動」

「スマホ老眼」防止のためには、目を一点に固定しない動きを意識的にする必要があります。オススメは「指スライド運動」で、まずは親指の爪に何か目印のシールを貼ったり、書いたりしましょう。オススメは「C」の形のシールです。文字が両眼ではっきり見える位置から、ぼやける位置まで1秒で遠ざけて、3秒で元の場所まで近づけましょう。

    

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