健康のために・・・昔ながらの沖縄料理
ファストフードが多すぎ

不健康の大きな要因がアメリカ型の食生活です。人口10万人あたりのファストフード店数が最も多いのが沖縄県なのです。他にも、生鮮魚介、生鮮野菜、豆類など健康に良さそうな食品の消費量で、全国平均を大きく下回っています。

伝統料理は野菜が中心

沖縄の伝統料理は、野菜が8、魚が2、豚肉を少々といった割合で、野菜中心です。しかし、最近は外食やファストフードで島の野菜があまり食べられなくなっています。沖縄は亜熱帯気候のため独自の野菜や果物が豊富に存在しています。他の地域に比べて、沖縄の野菜は香りや味が強く、色も鮮やかで濃いという特徴があり、栄養素がたくさん含まれています。

ゴーヤはすごい!

たとえば、沖縄の野菜を代表するゴーヤはきわめて栄養価が高いのです。ゴーヤの苦みのもとはモモルデシンという20種類以上ものアミノ酸からなる栄養成分です。この物質には、胃腸の状態を整える、血糖値や血圧を下げるなどの効果があります。ほかにも、ビタミンCはトマトの5倍も、鉄分はセロリの2倍も含まれます。そして、ビタミンB群、カルシウム、マグネシウム、亜鉛なども含有するスーパーフードなのです。

甘みには黒糖

沖縄の郷土料理に甘みとして使われてきたのは黒糖です。黒糖はカリウムが多く、取り過ぎたナトリウムを排せつする働きがあり、血圧を下げる効果があります。コレステロール値を低下させ、動脈硬化の発症を抑制する作用もあり、心筋梗塞や狭心症などの心臓病、高血圧、脳血管疾患といった生活習慣病のリスクを下げることができるのです。

    

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