沖縄県の不健康・・・不摂生と無関心が問題
肥満割合が深刻

沖縄の不健康の象徴が肥満です。沖縄県の20〜60代の肥満者の割合は、全ての年齢で全国平均を上回っています。さらに深刻なのが子どもの肥満です。中学生の調査したところ、4人に1人が糖尿病予備群に該当するという衝撃的なデータが判明したのです。

さらに深刻・・・アルコールの影響

さらに深刻なのがアルコールの影響です。沖縄県では40〜50代の男女で肝臓病による死亡率が全国トップです。なかでもアルコールによる肝疾患の死亡率が高く、男性は全国の2倍も死亡率が高いというほど深刻なのです。とくに、30代でも肝硬変や肝ガンなどにかかる人がみられ、未成年や20代からの長期にわたる大量飲酒の影響が指摘されています。

早期発見すれば治りやすいガンなのに・・・

沖縄県のガン死亡率は全国と比較するとむしろ低いにもかかわらず、大腸ガンの死亡率は全国的に突出して高くなっています。大腸ガンは早期発見できれば完治しやすく、5年生存率はかなり高いガンであることが分かっています。しかし沖縄県では、早期発見につながりやすいガン検診である、大腸ガン検診の受診率が全国平均と比べてかなり低いのです。ガン検診、特に大腸ガン検診の受診率を上げる努力が必要なのです。

歯の健康も・・・

沖縄県は15〜55歳の歯周病の割合が全国と比べて高めです。さらに、60歳で24本以上の歯がある人は全体の3割、80歳以上で20本以上ある人は全体の2割未満となっていて、いずれも全国の半分ほどです。歯周病は糖尿病や動脈硬化とも関連あるので、健康長寿の実現のために歯の健康も大きな課題の1つなのです。

    

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