いつのまにか・・・「健康寿命」ワースト県に?!
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沖縄といえば健康長寿というイメージがありますが、じつは「沖縄が長寿の県」というのはもはや過去の栄光です。2010年代に入り県別平均寿命の順位は悪くなり続けているのです。1975年から1位が続いていた女性の平均寿命は2010年の調査で3位に転落し、男性も26位から30位に転落しました。
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その当時は「330ショック」と呼ばれたほどでしたが、2015年の調査では、女性が7位に落ち、男性は36位に転落し、さらに状況は悪くなりました。「2040年に平均寿命日本一」の目標を掲げ始めた沖縄県にとって厳しいものだったのです。じつは県別の順位が落ちたからといって、平均寿命自体が短くなったわけではありません。他の都道府県が延びたほどには、沖縄の平均寿命が延びなかったというわけです。
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他の県と大きく違うところは65歳以下の死亡率です。いわゆる働き盛りの死亡率が男女ともに全国ワーストなのです。男性の30代から50代の死亡率は全国の1.3倍に、女性の20代から40代の死亡率も1.2倍にのぼります。世代別の死因を全国と比べてみると、その原因がはっきりと分かります。男性は肝疾患と自殺、女性は肝疾患と糖尿病が、全国平均と比べて圧倒的に高いのです。
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ただし、若い人だけが問題なわけではありません。平均寿命の結果以上に衝撃的なのは「健康寿命」についての数字です。「健康寿命」とは簡単に言えば、介護の必要や障害があるなどといった生活の支障がなく、健康的に日常生活を送れる年数を指します。沖縄の健康寿命は男性がワースト1位で女性もワースト2位だったのです。沖縄では65代以下の高い死亡率と、65歳以上の不健康な状態が長いことが問題になっているのです。
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