対照的なのに・・・注意すべきことは同じ?!

時差ボケに注意すべき人

今年のGW休みに海外に出かけて時差ボケになった人も多かったでしょう。しかし、時差ボケは海外旅行だけでなく、家でゴロゴロしていた人にも起こりえます。夜更かしや朝寝坊などで生活時間がずれて体内時計が乱れると、まるで時差ボケのような状態になるのです。

生活習慣が乱れると・・・

長い休みに生活時間が乱れるのは多少仕方がないことですが、気をつけたい点は時差ボケのような状態の時には健康を害しやすいことです。早寝早起きを続けている人に対して、1.5倍も風邪をひきやすかったり、体調不良を感じやすかったりするという調査結果が出ています。休み明けになぜか体調が悪いと感じている人は多いかもしれません。これは感じているだけではなく、本当に体調が悪くなりやすくなっているのです。

飛行機に乗った後に注意

実際に飛行機に乗った人が時差ぼけ以外にもう1つ気をしておきたいのが耳の状態、飛行機の離着時の気圧の変化によって生じる「航空性中耳炎」です。その原因は耳よりもむしろ鼻にあります。鼻は耳管と呼ばれる細い管で耳とつながり、普段は耳管から空気を取り入れて外気圧との差を調整しています。しかし、カゼなどで鼻が詰まった状態で急激な気圧の変化を受けると、鼓膜が引っ張られて充血して内側に滲出液がたまってしまうのです。

異常があったらすぐに耳鼻科へ

通常は自然に不快感は消えますが、耳の痛み、めまい、難聴、頭痛、耳鳴りなどが続く場合は耳鼻科を受診しましょう。ちなみに、もともと耳が痛くなりやすい人や、鼻炎や花粉症の持病がある人は、飛行機に乗る予定がある場合には事前に耳鼻科に相談して点鼻薬を処方してもらうと良いでしょう。

    

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