歩きスマホでより深刻に 「ストレートネック」
首への重い負荷で

スマホの使いすぎで影響を受けやすいのが首です。首には7つの骨があり緩やかなカーブを描いています。しかし、うつむいた状態で首に負担がかかり続けると、カーブがなくなり真っ直ぐとなり、ストレートネックと呼ばれる状態になってしまうのです。

歩きスマホの悪影響

頭の重さは体重の約10%もあり、その重みが頸椎にかかります。その負荷は頭が前に2cm出ると2倍なり、4cm出ると5倍にもなるのです。立ったままスマホを見ると首が前に出て、より重い負荷がかかります。さらに、その何倍もの負荷がかかるのは歩きながらスマホを見ている時なのです。歩きスマホは交通上での危険だけでなく、健康にも悪影響を及ぼすのです。

ストレートネックを調べる

自分の首がどれくらい前に出ているのかを調べるには、まず壁に背を向けて立ち、身体に力を入れずに自然な姿勢で立ちましょう。後頭部、肩甲骨、お尻、かかとの4点が、無理なく壁にピタッとくっつく状態であれば正しい姿勢ができています。後頭部が壁につかないようであれば、首が前に出て、ストレートネックになっている可能性もあります。

ストレートネック改善「アゴだし体操」

ストレートネックを改善する方法を1つご紹介します。それがアゴだし体操です。立っていても座っていても行なうことができます。まず、頭をできるだけ前に出します。次に、アゴの先端に指を当ててそのまま後ろ方向に水平に押して、頭と首を後ろへスライドしていきます。この動きを繰り返すことで、頸椎関節が緩んでいき、首にカーブが戻ってきます。一度に何回も行なうよりも、日常生活のいろいろな場面で繰り返し行なうほうが効果的です。

    

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