口腔ケアのヒット商品は口臭不安がポイント
臭いへの不安

今年よく売れたマウスウォッシュは、機能を宣伝するより臭いへの不安を意識させたものでした。また、「泡で磨く」歯磨き粉も注目されています。容器から出てきた泡を舌に載せ、口臭原因の舌の雑菌を取り除くもので、この泡を舌から口全体に行き渡らせた後に歯ブラシで歯を磨きます。
気にしすぎるのは問題

口臭は自分で気づきにくいものなので、臭いについて言われると気にかかる人も多いでしょう。しかし、臭いを気にしすぎるのは実は問題です。実際にはそれほど強い臭いを発していないのに必要以上に臭いを気にして、その意識が強くなりすぎると、実際には臭っていないのに自分の臭いがきついと思い込んでしまうのです。症状がひどくなると自臭病と病名がつくほどです。
臭いが強くなる時を知っておく

むやみやたらに臭いを気にするより大切なことは、実際どのような時に臭いが強くなるのかを知って正しい対処をすることです。１日のうちで一番口臭が強いのは起床時です。寝ている間は口が閉じていて舌を動かす機会がないので唾液の分泌が少なくなります。そのため細菌が増え続け、起床時の口中が不潔な状態となり、１日のなかで最も口臭が強い時間帯になるのです。また、胃が空っぽの状態では消化液の膵液が胃で分解されて胃の内部にガスが発生するので、空腹時には臭いが出やすくなります。
疲れやストレスも要注意

疲れやストレスが溜まっている時は自然と舌を動かすことが少なくなります。唾液の分泌が減って口の中が乾燥して臭いが出やすくなります。唾液の分泌は自律神経に関係していて、緊張して交感神経が優位な状態でも、口中が乾燥して唾液がネバネバした状態になり臭いが強くなります。

　　　　

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