真空・低温で調理すれば、より健康になれる

低温調理器の利点とは

さいきん低温調理器が売れています。低温で調理すると食材の栄養素を逃さないので、より栄養価が高いものを食べられるのです。さらに、AGEという物質を発生させにくくすることができます。このAGEは体に蓄積されることで動脈硬化などの生活習慣病を引き起こすのです。

体に良くないAGE

肉などの食材は熱を加えるとキツネ色から黒く焦げていきます。この褐色の部分にAGEが多く含まれます。例えば同じ鶏肉料理でも、水炊きを1とすると、焼き鳥は6倍、唐揚げは10倍ものAGEが含まれるのです。こうした食べ物にふくまれるAGEは消化の段階で分解されますが、約7%は排泄されずに体内に溜まります。また、焦げた部分以外にも、タンパク質は糖と結びついただけでAGEという物質が合成されてしまうのです。

真空低温で調理するとおいしくなる

栄養価が高くなるという理由以上に、低温調理器が売れているのは味が美味しくなるからです。お肉は60度前後で凝固し、68度で水分が抜けてしまうので、お肉が硬くなります。それを防ぐための有効的な方法が真空低温調理法、つまり食材を真空の状態にして低温で長時間加熱する調理方法です。この方法で調理すると、お肉がすごく柔らかくなるのです。

専用の調理器具を使いましょう

ただし、人力で調理温度を調整することは大変な手間がかかります。また低温で調理することで一番懸念されるのが衛生面です。高温で調理しない場合は、細菌を殺すことができずに食中毒になる危険があるのです。ですから低温調理を実践するには専用の真空低温調理器を使いましょう。実は以前から専用の低温調理器はあったのですが、値段がすごく高かったのです。昨年頃から値段が1〜2万円と手頃になり、一般家庭でも気軽に買えるようになって低温料理を実際に試す人が多くなりました。

    

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