予防には「手洗い」と「こまめな水分補給」

病原体が着いた手で・・・

感染症から身を守るために一番大切なのは手洗いです。感染症の多くは手を介して体内に侵入するからです。さまざまな場所に病原体が付いている上、人は自分が思っている以上に無意識に自分の顔を触っています。病原菌が付いた手で自分の目・鼻・口などを触り、食事をしているのです。

よく触れる場所を知っておく

咳やくしゃみを手で押さえた後、鼻水を手でぬぐった後に物に触れると、そこにウイルスが付着し、ある程度の感染力を保ち続けます。そこで大切になってくるのが清掃や消毒です。職場など不特定多数の人がよく触れる場所には定期的な消毒が必要です。ドアノブ・スイッチ・エレベーターの押しボタン・トイレの流水レバーなど、しっかり清掃を心がけましょう。

病原体が潜みやすい意外な所

個人が日常的に手に触れるもの、例えば、個人の机・キーボード・マウスなども消毒を習慣づけましょう。特に、気をつけたいのが携帯電話です。口からの飛沫が付着しやすいので、数時間に1回は消毒しましょう。また、意外な盲点がアクセサリーです。長時間つけたままにするアクセサリーはウイルスが付着しやすいので、出来れば外すか、きちんと毎日消毒しましょう。男性も腕時計などは注意が必要です。

30分に一度の水分

定期的な水分補給は効果が期待出来ます。ウイルスは粘膜に張り付いて数十分で気管内に入り込むので、30分くらいの間隔で少しずつ水やお茶を飲む方が効果的です。また、口腔ケアも大切です。口腔内に細菌が増えると、鼻やノドの粘膜を覆っているタンパク質の膜が破壊され、ウイルスが付着しやすくなります。しっかり口腔ケアをすることでウイルスの侵入を防げます。

    

マガジン表紙へ