座り続けず立って歩く・・・水戸黄門は健康だった
じっとしているのが嫌い

水戸黄門といえば、全国を歩き回っていたというイメージですが、江戸か水戸にしか居なかったというのが現実の水戸光圀でした。それでも、じっとしていることは苦手なようで、そうした性格が健康に役立っていたと考えられています。

座ったり立ったりを繰り返す

光圀は「大日本史」という歴史書を編纂したという経歴のため、じっと座っているイメージがあるかもしれません。しかし実際は、数十分間机で資料を読むと立ち上がって敷地内を散歩する、それから戻って、本を読んでそれに飽きると庭の鳥にエサをやる、また戻って書き始めるも、調べたいことがあると別棟の書庫に本を探しに行く、という様子だったようです。

座りっぱなしは健康に悪い

長時間座りっぱなしの生活を続けていると、糖や中性脂肪を分解する酵素が分泌されず、肥満や糖尿病になりやすくなります。お尻や太ももを圧迫し続けて血流が滞ることも悪影響の1つと考えられます。そして実際に、座る時間が長いほど死亡リスクが高まるとの研究が発表されています。たとえ毎日運動していても、家に帰ってからずっと座り続けて、結果的に1日に座っている時間が長ければ、死亡リスクは高まるようです。

30分に1回は立ち上げる

日本人の座り時間は世界一で、1日当たり400分以上となっています。その対抗策として、「STAND UP 301」という動きがあります。ずっと座って仕事や作業をしている場合でも、30分に1回は必ず立ち上がって動こうということです。座り時間を減らして30分に一度は立って動くことが、病気のリスクを減らすことになるのです。

    

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