馬に乗ると、身体も心も健康になる?!
高齢者にもオススメの乗馬

家康は70才になっても毎日の乗馬を欠かさなかったそうです。実はいま、馬を使った健康法が注目されており、高齢者の健康増進にも大きなメリットがあるようです。高齢によりヒザ軟骨の変形が進んでいて歩くと痛みを感じる人もいます。そうした人でも乗馬は痛みを感じず、歩くより安全に身体を鍛えたり運動機能を高めたり、リハビリとしても役立つのです。

体幹を強化

乗馬では馬の揺れに対してバランスをとりながら身体を安定させる必要があります。そのため、腹筋や背筋だけでなく体幹全体を強化できるのです。すると、日常生活で歩いたり座ったりする時にも、頭、脊髄、骨盤、足のバランスが良くなり、正しい姿勢が保てます。

股関節と内ももを強化

より強化できる部位は下半身です。まず、馬にまたがることで股関節が広げられ、それによって股関節の柔軟性が高まることで、ケガをしにくくなります。また、またがっている状態では太ももの内側を締める必要があるので、日常生活ではなかなか使わない内ももの筋肉を鍛えることも出来ます。

心理的効果も

身体的な機能を高めるだけでなく、心理的な効果も得られることが分かっています。騎乗中は馬と意思の疎通を図ったり、指示を出したりする必要があります。そのため、馬とコミュニケーションを図ろうとすることで、自分の意思や感情を十分に表現したり、指示を出したりするのが上手になります。また逆に、周りに対して不安や恐怖を感じていたり、落ち着いた行動が取れない人にとっては、馬は癒やしとなり、不安や恐怖を取り除いたり、多動傾向を減らす作用をもたらすのです。

    

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