暑い日寒い日・・・野菜をうまく使おう

8月から9月にかけて

8月から9月に入る頃には温度差による体調不良を起こしがちです。それは暑さによる夏バテよりも、夏から秋にかけての大きな温度差が体調不良を引き起こしやすいのです。熱くて身体がほてってしまう日もあれば、寒くて身体が冷えてしまう日もあるからです。

野菜の使い分け

この時期は、暑い日で身体がほてっている場合には身体を冷やし、寒い日で身体が冷えてしまう日には身体を温めることに気をつかいましょう。そのような身体のほてりと冷えをうまく調整してくれるのが野菜です。野菜には身体を冷やす種類のものと、身体を温める種類のものがあります。自分の身体の状態や体調に合わせてうまく使い分けましょう。

身体を冷やす野菜

トマト、レタス、ナスなど夏野菜と呼ばれる種類のものは、基本的に身体を冷やす作用があります。特におススメはキュウリと枝豆です。キュウリは成分の96%が水分なので、体内に生じた余分な熱を冷まして調整する働きがあります。生で食べることが多いですが、熱を通して食べると利尿効果を発揮しやすいので、火を通して量をたくさん摂るのもおススメです。また、枝豆は過剰な熱エネルギーを冷まし、体内にたまった余分な水分を排出する作用があり、タンパク質やカルシウムも豊富に含まれています。

身体を温める野菜

身体を温める野菜といえば、まずは、大根、カブ、ごぼうなどの根菜類があげられます。根菜類だけに限らず、他にも、ビタミンCとEを多く含む野菜は冷え性に効果があります。さらに、ネギにはアリシンというネギの辛味成分は血行を良くして身体を温める作用があります。そして、それらにショウガを加えた温野菜やスープにするとより効果があります。

    

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