身体の滞りと言えば・・・やっかいな「便秘」

腸の動きが弱くなると・・・

日本人に多い便秘のタイプは「弛緩性便秘」です。大腸の筋肉がゆるんで、便を外に出そうとする腸のぜんどう運動が弱くなったことによる便秘です。これには食生活、生活習慣、日常習慣などが大きく影響します。ということは、これらを改めることによって、治る可能性も高いといえます。

1日1回は意識して

便意を感じた時にきちんとトイレに行くという習慣が大切です。直腸に便が一杯になったから便意を感じるわけではないので、便意を感じても放っておくと便意はすぐに消えて、次の便が直腸にくるまで直腸に便が残ったままの状態になります。そうしたことを繰り返すうちに便意そのものを感じにくくなってしまうのです。1番ゆっくり出来そうな時間を選び、1日1回はトイレでお腹に力を入れる習慣をつけましょう。

大切な栄養素:食物繊維

弛緩性便秘対策に大切な栄養素は食物繊維です。食物繊維は腸で吸収されない食物のカスですが、このカスに余分な脂肪や糖質などが吸着して一緒に便として出してくれるのです。腸のぜんどう運動のためには刺激が必要で、この役割を果たすのも食物繊維です。1日の必要量は20〜25gですが、それだけとれている人は少ないのです。

こんな食品がオススメ

同じ食品からばかり食物繊維を摂るのは良くないので、色々な食品からバランス良くとりましょう。主食では玄米に多く含まれます。さらにイモ類にも多く含まれます。野菜類では小松菜やホウレン草などの青菜類、ニンジンやゴボウなどの根菜類に豊富です。ゆでたり煮たりといった調理法がたくさん食べられるのでオススメです。ワカメやひじきなどの海草類にも豊富に含まれています。

    

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