むくみを予防するちょっとしたコツとは?

最もむくみやすいのは

リンパ管の働きと重力の関係上、最もむくみやすいのは足です。運動不足でふくらはぎの筋肉が低下していると、更にむくみやすくなります。最も良くない体勢が椅子に座ったままの状態です。ふくらはぎの筋肉を収縮させることが少ない状態が続くと、老廃物がたまりやすくなります。

むくみを予防する動き

椅子に座ったまま、むくみを予防することは可能です。かかととつま先を床から交互に上げ下げすると効果的です。また、座ったままでも足を前に投げ出すと、重力の影響が小さくなってリンパが流れやすくなります。休憩時間には、ヒザを大きく上げて歩くと、より効果があります。腕のリンパ管の滞りには、両手を軽く上げて、力を抜いてブラブラするのが良いでしょう。

リンパマッサージは「さする」イメージ

リンパの流れを良くするために効果的なのがリンパマッサージです。マッサージと言うとグイッと押すイメージがありますが、リンパマッサージは違います。リンパ管は皮膚の表面に分布しているので、皮膚のみに圧や刺激が伝わる位の「やさしい圧力」で十分なのです。「押す」というよりは「さする」イメージに近いことを意識しましょう。

リンパマッサージのコツ

まずは鎖骨から始めましょう。体じゅうのほとんどのリンパは左の鎖骨下で合流するからです。最初にこの鎖骨の下にあるリンパ節をほぐしておくと、リンパの最終出口がきれいになっていて、他の部分をマッサージした時にリンパが流れやすくなります。リンパマッサージで大切なのは、どこに向かってリンパを流すかということです。その方向の目印になるのがリンパ節なので、わきの下、アゴの下、腹部、ソケイ部、ヒザ裏、耳の前、肘など重要なリンパ節を覚えておきましょう。

    

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