二日酔いの原因・・・お酒ではない?

二日酔いによる頭痛や吐き気

お酒を飲んだ次の日に起こる二日酔い。これは体内に残ったアルコールが原因と思われがちですが、じつはアルコールはそれほど直接の原因ではありません。それよりも、二日酔いによる頭痛や吐き気の主な原因はアルコールによって多量の水分が失われた結果の脱水症状が主な原因です。

水分やフルーツを

ですから対策として望ましいのは吸収しやすい水分を取ることなのです。まずオススメなのがスポーツドリンクです。スポーツドリンクは糖分と電解質が適度に含まれているので、ただの水と比べて体内への吸収速度がとても速いです。そして、緑茶もオススメです。お茶に含まれるタンニンにはアセトアルデヒドを分解する働きもあるからです。さらに、ビタミンCや果糖を含むフルーツジュースもオススメです。トマトも血中アルコール濃度を下げてくれますので、水分補給もかねて飲みましょう。

シジミの味噌汁には注意

二日酔いの朝にはシジミの味噌汁を飲もうとする人も多いでしょうが、飲み方には注意が必要です。シジミ自体には鉄分が多く含まれ、それが肝臓には良くない影響を与えます。一方、シジミの煮汁にはビタミンB1など肝炎に良い成分が含まれますので、飲む場合には汁だけ飲んだ方が良いでしょう。

汗をかくと二日酔いになりにくい・・・はウソ

お酒を飲んだ後に汗をかくとアルコールが早く抜けて二日酔いになりにくい、と聞いたことがある人がいるかもしれません。しかし、汗で身体の外にでるアルコールはごく微量に過ぎません。特に、大量に飲んだ後にサウナなどに入って無理矢理熱を与えて汗を出すような方法は慎むべきです。心筋梗塞や狭心症発症につながる危険性があるからです。眠ってしまって予定より長時間入ってしまって、脱水症状になる危険性もあります。

    

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