クセになりがちな首ポキポキは要注意!


一時的にスッキリするけど

オフィスでのパソコン作業が続くと、首のハリやコリが気になりますね。そのような時に、首をひねってポキッとならして、首筋のモヤモヤ感を解消していませんか?一時的にスッキリした感じになりますが、これを習慣にしてしまうのはとても危険なことなのです。

ポキッという音の正体は

関節は2つの骨から構成されているので、その間に少し隙間があります。そして、関節の周囲を覆うように関節包という組織があり、そこには関節をスムーズに動かして、軟骨に栄養を与えるための液体が入っているのです。自分で首を思い切りひねると、その関節の周囲で圧力の変化が起きます。ポキッという音が鳴るのは、そのときに液体から発生する気泡の音なのです。この時の刺激が首の筋肉をリラックスするように感じさせ、スッキリ感を得られるので、ついクセになりやすいのです。

習慣にしてしまうと

なかなか鳴らないからといって繰り返し挑戦しているうちに、頸部の筋肉や関節を痛めてしまうことがあります。また、やみくもに鳴らしていると、骨の変形を招く危険もあります。習慣のように首ポキポキをしていると、音の鳴る関節がだいたい決まってしまい、常に同じ部位だけが刺激されるのも良くありません。習慣化していると無意識に首をひねってポキッと鳴らしてしまいますが、長い目でみると身体に良くないので、癖にしないようにじっとこらえることが大切です。

首のコリを解消するには

そのかわり、首のコリを解消するには首を温めるのが良いのです。血行が改善されてコリが緩和されるからです。そして、リンパマッサージもオススメです。老廃物の排出が促されて、コリが解消されます。首筋のリンパを直接マッサージしてももちろん良いのですが、強さや場所を間違えるとかえって痛みが出てしまいます。そこで、慣れない人でも行ないやすいのが鎖骨付近のマッサージです。鎖骨に沿った上下のくぼみ部分を肩先から中心に向かってさすりましょう。

    

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