「何を食べる」より・・・「どう食べる」が大切


大切な「噛む」こと

脳にとっては食べるものは大切ですが、食べるという行為、さらには食べる前の準備もとても大切なのです。最も大切なのが噛むことです。しっかり噛むことで、咬筋や側頭筋の筋トレになり脳への直接的な刺激がいくこと、さらに、味覚などの刺激が脳にいくこと、こうした幅広い刺激が大脳の広い範囲を活性化させる効果があるのです。

おいしく食べると・・・

どのように食べるかということも大切です。その中でも特に大切なのは「おいしくものを食べる」こと。美味しいものを食べると、快感や至福感がもたらされ、神経伝達物質ドーパミンを分泌され、前頭葉の働きを高めてくれます。前頭葉の働きが良くなるとワーキングメモリーの働きが良くなるのです。ちなみにワーキングメモリーとは、暗算する時、人と会話する時の記憶、創造性のある思考をする時など使われる大切な機能です。

カギはドーパミンの分泌

ただし、のべつ幕なしに美味しいものを食べていれば良いというわけではありません。空腹感をしっかり感じてから食べることが大切なようです。また、おいしいものを食べる以外でも、ドーパミンをだして脳の働きを良くする方法があります。誰かから褒められる、達成感を味わう、お金を受け取るなど、快感や満足感を味わうことなのです。本を読んだり映画をみたりして感動することも、ドーパミンを分泌させて脳力を高めることが出来るのです。

オススメは料理

美味しいものを食べること以上にオススメしたいのが料理です。料理は多くの工程を頭の中で段取りよく組み立てながら、同時進行で進めていくという知的な作業なのです。そのため、料理をすることは脳を活性化させてくれるのです。自分で料理をして、美味しいものを食べていれば、脳の力は確実に磨かれ、最強の脳活となります。

    

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