脳活の栄養素・・・ブドウ糖はスロータイプを
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脳には栄養素、つまり人が食べるものがとても大切です。脳と他の身体組織で大きく違う点があります。他の身体組織がエネルギー源として三大栄養素である炭水化物、タンパク質、脂質のどれでも使えます。しかし、脳はブドウ糖しか利用できないのです。
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しかも、脳はエネルギーを大量に必要とします。脳が体重に占める割合は2%にすぎないのに、エネルギー消費量は18%にもなるのです。脳は睡眠中も休むことなく働き続け、しかも、その消費量は毎時5gにもなります。しかも、脳はブドウ糖を備蓄することが出来ません。肝臓に蓄えられているグリコーゲンがブドウ糖に変えられて使われますが、肝臓に備蓄されるグリコーゲンは60gが限度なので、最長でも12時間しか脳にエネルギーを補給できず、それ以降の補給がなければ脳はエネルギー不足になります。朝食を食べない生活が脳活の低下を招くのは様々な実験結果からも明らかになっています。
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ブドウ糖の中でも、血液中にゆっくり放出される「スローリリース」タイプが、脳にとってより良いブドウ糖です。その代表が、野菜、フルーツ、豆類、全粒粉です。反対に、白砂糖、白米やウドンなどは、食べた直後に血糖値を急激に上昇させる類いのブドウ糖です。急激にブドウ糖が上がるとインスリンが働き、一気に血液中のブドウ糖濃度が下がり、脳に必要なブドウ糖が安定供給されない状態になってしまうのです。
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ブドウ糖以外に大切な栄養素が脂肪酸です。脂肪は脳内の1000億個もの新経細胞と、脳内の神経細胞をつなぐ主成分なのです。そして、脂肪酸の種類によって情報伝達のスムーズ度が違ってきます。最も良いのが「オメガ3」と呼ばれる脂肪酸で、DHA、EPA、アマニ油などが脳に良い脂肪酸として知られています。
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