脳活に役立つのは・・・筋トレ?!


全く関係なさそうなのに・・・

「脳活」とは脳を鍛える、つまり頭を使って何かをすることだと思っている人も多いでしょう。もちろん、直接的に脳を使う頭の体操のような活動も脳活に間違いありません。一方、脳活に全く関係なさそうなことでも実は脳に良いことも多くあります。身体を動かす、例えば筋トレなどは脳にとても良いことなのです。

脊髄から出ている「筋紡錘」

筋トレによって脳を活性化させるポイントは、脊髄から出て筋肉につながる「筋紡錘(きんぼうすい)」を鍛えることです。ちなみに、「紡錘」とは糸を紡ぐときに使う心棒を意味していて、「筋紡錘」はそのような円柱形で真ん中辺りが太い形をしている筋肉のことを指しているのです。この「筋紡錘」は骨格筋の内部にあって神経と連絡していて、筋肉の収縮状態を伝えて、脊髄反射を介しての姿勢や運動に重要な働きをします。

筋肉が大きいほど効果的

筋トレをすることによって、この脊髄から出ている筋紡錘を刺激すると、脳をより効果的に活性化することが出来ます。筋肉が太ければ太いほど脳への情報の強さが大きくなるので、大きな筋肉を意識して鍛えると脳活に効果的なのです。人の身体の中で大きな筋肉といえば、おなか、太もも、胸、背中、肩、腕などがあります。こうした部分を筋トレすると良いでしょう。

オススメはウォーキング

大きな筋肉を動かすことも出来る上に、血流も良くなるオススメの運動、それがウォーキングです。まず、ウォーキングは太ももなどの大きな筋肉を動かすことが出来ます。そして、ウォーキングは有酸素運動なので、脳に新鮮な酸素を取り入れることが出来て、血液量が増加して脳を活発にしてくれます。さらに、歩いていると景色がどんどん変化するので、多種多様な視覚情報が脳に入力されて、大脳新皮質が活性化されるのです。

   

マガジン表紙へ