元気になるために・・・「考えるより動く!」


人は「行動してから考える」

人間はこれまで、「何かをするとき、まずは頭で考えてから、脳で命令を出して行動を起こしている」と考えてきました。ところが、最近の心理学や脳科学の世界では、人は「行動してから考える」というのが常識になりつつあるのです。ですから、元気になるためには、元気になろうと考えるだけより、まずは元気になる動きをした方が良いのです。

愉快なポーズをとると・・・

被験者たちに悲しい表情をしてもらいながら、身体でさまざまな動きを取ってもらい、感情がどのように変化するかを見た実験があります。その中で特に目を引いたものは、変なダンスの振り付けのような体勢をとってもらったものです。愉快なポーズを取るうちに、本当に愉快になっていき、表情も自然と楽しげなものになっていくのです。先ほど表情が心の動きに影響を与える例をあげましたが、身体の動きは表情以上に心に大きな影響を与えるのです。

声を出すと・・・

こうした「動きで気分をあげる」方法に、さらに効果を上げるために大切なものが「声を出す」ことです。例えばある実験で、被験者たちに「ジャンプ!」と言わせて垂直跳びをさせたところ、平均で5%高くなったという結果が出ました。声を出すことで自然とやる気が引き出され、本来持っている力を発揮しやすくなったのです。

心の中や文字でも意

ただし、静かなオフィスのような環境では大きな声はなかなか出しづらく、この方法は使いづらいかもしれません。でも実は、声を実際に出す必要はないのです。同じ実験で、心の中で「ジャンプ」と念じたり、「ジャンプ」という単語を見たりするだけでも、ジャンプ力が上がる効果が見られたそうです。つまり、心の中で思ったり、文字を見るだけでも、声を出すのと同じくらいの効果があるのです。

    

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