気が付きにくい 「むずむず脚症候群」


じっとしている時、横になっている時

冬から春にかけてはかゆみが出やすい時期なので、むずむず感が起こってもつい放置してしまいがちです。しかし、季節的な乾燥が原因ではない場合があります。じっと座っている時や横になっている時に、脚に「むずむずする」不快感が起こる人は、「むずむず脚症候群」という病気の可能性があります。

病気なのに・・・

これは進行する病気ですが、あまり知られていないので、自分や周囲の人が病気と気づいておらず、治療をきちんと受けていない人が多いのが現状です。「むずむず脚症候群」は、夕方から夜間にかけてあらわれやすいので睡眠障害の原因にもなります。症状がひどい場合は、日中仕事や家事にも集中できないなど日常生活に大きな支障をきたします。40歳以上の女性に多い病気で、人口の2〜5%くらいは潜在患者が存在すると言われています。

原因ははっきりせず

脳内の神経伝達物質であるドーパミンの機能障害や鉄不足が原因ではないかとされています。原因や治療法がはっきりと分かっていないので、疑わしい症状がある場合は、睡眠専門医や神経内科の医師を受診しましょう。ただし、次のような日常生活を見直すと、症状が改善される場合があります。
◇眠りを浅くするカフェインを避ける
◇鉄分を補充する(原因のひとつとして鉄欠乏があげられている)
◇ストレッチやマッサージを寝る前にする(筋肉をほぐしてから寝ると良い)

おススメは入浴

乾燥からくるむずむず感でも、むずむず脚症候群でも、その両方に効く対策としてオススメなのが入浴です。入浴後の肌が柔らかく感じられるのは角質層に水分がたっぷりと吸収されるからで、この状態で保湿クリームを塗ると成分が浸透しやすく、時間がたっても乾燥しにくくなります。しかし入浴後に何のケアもしないと、かえって乾燥をひどくさせるので、お風呂から出たらすぐに保湿クリーム塗ることが大切です。

    

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