湿度・消毒・水分補給 −インフル対策ー


湿度50%

インフルエンザウイルスに対しては、室内の湿度を高めに保つことが大切です。湿度50%でウイルスの生存率が急速に低下する上、湿度が高ければウイルスの飛沫もしにくくなるからです。ちなみに、マスクはウイルス自体を通り抜けさせるものが多いですが、マスクをすることで口周りの湿度を高く保てると、多少の予防効果が期待出来ます。

よく触れる場所の消毒

感染者が咳やくしゃみを手で押さえた後や、鼻水を手でぬぐった後に、物に触れると、その場所にウイルスが付着します。ウイルスの状態にもよりますが、ある程度の感染力を保ち続けると考えられます。そこで大切になってくるのが清掃や消毒です。職場などでは、不特定多数の人が日常的によく触れる場所に、定期的な消毒が必要です。ドアノブ・スイッチ・エレベーターの押しボタン・トイレの流水レバーなど、しっかり清掃を心がけましょう。

こんなものも消毒を

個人が日常的に手に触れるもの、例えば、個人の机・キーボード・マウスなども消毒を習慣づけましょう。特に、気をつけたいのが携帯電話です。口からの飛沫が付着しやすいので、数時間に1回は消毒しましょう。また、意外な盲点がアクセサリーです。長時間つけたままにするアクセサリーはウイルスが付着しやすいので、出来れば外すか、きちんと毎日消毒しましょう。男性も腕時計などは注意が必要です。

定期的な水分補給と口腔ケア

うがいよりも効果が期待出来るのが、定期的な水分補給です。ウイルスは粘膜に張り付いて数十分で気管内に入り込むので、2時間ごとにうがいをするより、30分くらいの間隔で少しずつ水やお茶を飲む方が効果的なのです。また、口腔ケアも大切です。口腔内に細菌が増えると、鼻やノドの粘膜を覆っているタンパク質の膜が破壊され、ウイルスが付着しやすくなります。しっかり口腔ケアをすることでウイルスの侵入を防げるので、きちんと歯磨きや舌磨きも行ないましょう。

    

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