お正月の健康の秘訣 −お雑煮とミカンー


お餅は…

誰にでも馴染みのある正月料理は、何といってもお雑煮でしょう。お雑煮の主役であるお餅はとても消化のよい食べ物です。お餅はもち米を蒸して、つきあげた上に、再び煮たり焼いたりして食べるからです。ただし、同じ分量を食べれば御飯よりも高カロリーなので、食べすぎには注意しましょう。

より健康的に

より健康的に食べるために、いくつか良い方法を紹介しましょう。まずは、たくさんの根菜を入れたお雑煮がオススメです。あまり動かないお正月は便通も滞りがちなので、食物繊維たっぷりの根菜をたくさん食べた方が良いからです。また、最近では白米以外のお餅もたくさん出ています。発芽玄米や黒米などのお餅を食べれば、ビタミンやミネラルをより多く摂ることができます。

ミカンの栄養

そして、年末年始の定番と言えば、「こたつでミカン」のスタイルですね。ミカンはビタミンCがとても豊富で、3〜4個で1日の必要量がとれます。特に栄養価が高い部分が薄皮と白い筋の部分なので、出来れば白い筋をつけたまま薄皮ごと食べましょう。薄皮には食物繊維のペクチンが豊富で、白い筋にはビタミンB群・ビタミンC・ビタミンPが含まれます。ビタミンPは聞き慣れないビタミンですが、毛細血管を強くする働きがあり、高血圧や脳出血を予防する効果があると言われています。

美白効果も

もちろん、みかん本体にも栄養はたっぷり含まれています。あのだいだい色が食欲をあげますが、その色の元になる成分には抗酸化作用があるのです。さらに最近注目されている働きが美白効果です。ミカンの中には、紫外線によって引き起こされる皮膚損傷を防御する成分があることが確認されています。冬だけではなく、気温の割に紫外線が増える春先まで、ぜひミカンを食べ続けましょう。

    

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