休み明けに疲れている「胃腸」と「心」


七草粥

年始が過ぎた頃、1月7日に一年の無病息災を願って食べるのが、春の七草を使った七草粥です。春の七草とは、せり、なずな、ごきょう、はこべら、ほとけのざ、なずな、すずしろです。馴染みのない名前が並びますが、実は、すずなはカブのこと、すずしろとは大根のことです。

なじみのあるカブや大根を

「七草全てを使った料理はとっつきにくい」という方も、馴染みのあるカブや大根を使った料理をぜひ食べましょう。お正月休みで疲れた身体や胃腸に、カブは特におススメです。カブは、デンプン分解酵素のアミラーゼを含み、消化分解を促して胃の働きをサポートしてくれます。また、解毒やガン抑制にも役立つ成分も含まれています。そして、カブの葉にはビタミンやミネラルが豊富なので、汁物や漬物などにして捨てずに食べましょう。

休み明けの心の病

年始開けに気をつけたいのが実は心の病です。長めの休暇を過ごした後は、実はうつ病などの心の病気の危険性に要注意なのです。楽しく遊んでいるつもりでも心身に負担がかかっている場合もあります。例えば、「行った所が期待通りでなくてガッカリ」、「予定を休みなく入れていた」など、休み中に遊んでいるつもりなのに、十分にリラックスできていない場合もあります。休暇後に仕事が溜まっている状況では、より心身に不調が生じやすくなります。

大切なことは

では、ずっと休んでいた人は良いのかというと、家でゴロゴロ過ごし続けた人は実はより注意なのです。冬になると「集中力が落ちる」「身体がだるくなる」「人づきあいが億劫になる」「何事にも興味がなくなる」などの症状がでる場合には、「冬季うつ」という病気もあります。その一番の原因は日照時間の短さです。大切なことは「日光に当たる」「早起きする」です。あまりにも生活リズムを狂わせていたり、日光に当たらずゴロゴロしてばかり、というような生活はやめましょう。

    

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