大切な体幹筋はオフィスで手軽に鍛えよう


体幹とは

中高年にとって一番鍛えたい筋力は体幹筋です。体幹とはお腹だけでなく、背中や腰回りも含めた胴体全体を指します。体幹を構成する骨には、骨盤、背骨、肋骨、肩甲骨などがあります。その周囲を取り巻く筋肉を体幹筋と呼び、表層筋と深層筋に分かれ、深層筋がインナーマッスルと呼ばれ、なかなか鍛えにくいと言われています。

体幹が衰えると…

体幹が衰えると体に様々な悪影響が出ます。基礎代謝が低下して太りやすくなったり、疲れやすくて良い姿勢を保てなくなったり、腰痛など体の部位に痛みが出たりするのです。まずは、自分の体幹力チェックをしましょう。直立した状態で両手を腰につけた状態から、片足を90度に引き上げて(ヒザは90度に曲げる)、20秒間静止しましょう。右足左足ともやってみて、どちらか一方でも、足を90度に上げられない、20秒間静止できないなどあれば、体幹力が不足しています。

オフィスで出来る体幹トレ

体幹力を鍛えるためには、手軽に取り組めるものを毎日行なうことが大切です。そこで、オフィスでも出来る体幹トレーニングをご紹介しましょう。無理のない範囲で効果を実感して長く続けることが大切です。

【オフィスでの椅子を使った体幹トレーニング】
◆ヒップフロート
椅子に座り座面の端を両手でしっかりと握る。
背筋を伸ばした状態から、腹筋と腕に力を入れて、おしりを座面から浮かす。
おしりを浮かせたまま3秒間キープ。5〜10回を1セット。
◆レッグエクステンション
座面の端を両手でしっかりと握って、両膝を揃えて胸に近づける。
両手で体のバランスをとりながら、ゆっくりと膝を伸ばす。
ゆっくりと膝を曲げる、伸ばす動作を10回程度。
足を曲げ伸ばしする際は背筋を伸ばし、床に足をつけない。

    

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