消化や代謝されずに残った毒素 「アーマ」


万病の素 「アーマ」

アーユルヴェーダの食事法では、消化力が重要なカギとなります。消化が上手く働かず、代謝に使われなかった養分は毒素となって体に残り、病気の素となります。その毒素をアーユルヴェーダでは「アーマ」と呼びます。例えば、現代医学に則して言えば、コレステロールなどもアーマの一種なのです。

アーマがある時の特徴

アーマは粘り気があり、濁ってベタベタした性質です。これを溜めてしまうと、体の弱い部分や古傷にくっつき、病気の根を作っていくと考えられています。自分の体にアーマがあるかないかを調べようと思ったら、体から出てくる排泄物をよく観察することがとても大切です。白い舌苔、便秘、口臭、臭い汗、発熱、体が重くてだるいなどが特徴的なサインです。

アーマを減らす方法

アーマがあると感じたら、以下のようなケアで「アーマ」を減らしましょう。
◆舌苔を掃除する
     朝起きて舌が白い苔に覆われていたら、舌専用のヘラで掃除する
◆白湯を飲む
     やかんに水を入れて沸かし、ポットに入れて冷めないうちに飲む
◆ショウガを食べる
     辛味で消化を促進するにもかかわらず、胸やけなどを起こさないため
◆食事を抜く
     体にあるものをまず燃やす必要があるため
     ただし、一度に長期間行なわず、曜日を決めて週1回など定期的に
◆重い食事をやめて、お粥などにする
     揚げ物、脂っこいもの、肉、魚、パスタなどは消化に重い食べ物
◆運動して汗をかく
     運動して体を熱くするとアーマを燃やすけれど、やり過ぎは逆効果

    

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