感染症を避けるには…刺されない事が大切


蚊に刺されないために…

蚊を媒介とする感染症には、有効なワクチンがまだないものが多数あります。ですから予防策としては、蚊に刺されないようにするのが一番なのです。蚊がいそうなヤブや木陰などでは、長袖と長ズボンを着用して、素足でのサンダル履きは避けましょう。さらに虫よけスプレーをこまめに使う必要があります。

こまめに水たまりを排除

蚊の発生源を放置しないことも大切です。一番の発生源は身近にある小さな水たまりなのです。自宅の庭やベランダにあるものは、注意して定期的に排除しましょう。蚊はスプーン1杯ほどの水があれば、そこに卵を産みつけて新しい命を産みだせます。蚊は生まれてから成虫になるまでに2週間ほどかかります。ボウフラ(蚊の幼虫)の時は水中にいるので、その間に水たまりをなくせば蚊は発生しないので、1週間ごとに水たまりをしっかり排除しましょう。

蚊に刺されやすい人

不思議なことに、同じ場所に居ても、蚊に刺される人と刺されない人がいます。蚊に刺されやすい人は蚊が寄ってくる要因を備えているという場合が多くあります。蚊が寄ってくる要因は3つ、二酸化炭素・汗・体温です。例えば、次のような人が刺されやすいようです。

【肥満の人】
肥満の人は汗をかきやすく、肺がお腹で圧迫されて呼吸数が多くなり、その分二酸化炭素を発しやすくなります。身体の表面積が広いのも一因です。
【飲酒した人】
お酒を飲むと皮膚の血管が拡張して体温が上昇し、さらに汗をかきやすくなるので、蚊に刺されやすくなります。
【子供】
子供は体温が高く、代謝がさかんで汗をかきやすいからです。
【O型の人】
実は理由について科学的には証明されておらず、理由は分かっていないのですが、大規模な実験で「たしかにO型が刺されやすい」との結果が出ています。

    

マガジン表紙へ