運動と保温はだめ!…間違いだらけの冷え対策


激しい運動は逆効果

毛細血管を衰えさせないためには体を動かしましょう。といっても、寒い外で体を急激に温めるような激しい運動をする必要はありません。激しい運動をすると呼吸が浅くなり、血管が収縮している状態が続くので、かえって血の巡りが悪くなります。おススメは部屋の掃除をすることです。何気ない日常の中で体を動かす機会をたくさん作ることがよいのです。

末端の冷えが気になる人は

末端の冷えが気になる人は、その部分を揉んでみましょう。1分ほどの短い時間で十分なので、気になる時に手の指先や耳たぶなどをマッサージしましょう。寝る前のリラックスタイムにおススメなのが「足指じゃんけん」です。普段あまり動かすことのない足の指を開いたり閉じたりすることで、末梢の血流が活発になります。

消化は冷えの大敵

何か食べれば温かくなると思って、食べ物をしょっちゅう食べるのも良くありません。何か食べると、体は食べ物を消化するために血液を内臓に集中させます。そのため体の末端への血液が少なくなるので、手足は冷えやすくなるのです。もちろん、食べて消化して栄養を吸収すること自体は必要なことです。しかし、一日中食べてばかりいると、いつまでたっても手足には血がめぐりません。間食はあまりしない方が賢明です。

身体を温めてばかりいると…

体を温めすぎることも良くありません。寒い冬ならまだしも、気温が高くなってからも暖房器具を使うことはかえって逆効果になります。寒いと感じて体がブルッとした経験はありませんか?これは細胞をぶるぶる振動させることによって、身体が熱を産みだしています。これは人間が本来持っている力なのです。しかし、外側から温め続けることで細胞が震える機会がなくなり、こうした状態が続くと、体の熱を生産する力は低下してしまうのです。

    

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