大人以上に、子供の耳には要注意!


思ったより多い先天的難聴

毎年1000人に1〜3人の難聴である子供が生まれるほど、先天的に難聴である子は多いと言われています。言語やコミュニケーション能力が急速に発達する生後2〜3年の間に音が聞こえないと、言語能力の発達も遅れてしまいます。片耳に起こる難聴は気がつきにくく、初期段階で気づくことがなかなか難しいのです。特に子供の難聴は本人自身が気づきにくいので、周りの大人が早めに気付いてあげることが大切です。

中耳炎に要注意

子供の耳のトラブルの代表例は急性中耳炎です。子どもはカゼをきっかけに急性中耳炎を起こすことがあり、特に7歳頃までの子どもによく起こります。子どもがカゼをひいた時やカゼの後に耳の痛みなどを訴える場合は、急性中耳炎が疑われます。言葉で表現出来ない小さな子どもは、耳に手を当てる、食欲がない、機嫌が悪いなどの様子がないかを注視しましょう。

中耳炎のあとも要注意

さらに注意したいのが滲出性(しんしゅつせい)中耳炎です。急性中耳炎のあと、中耳に貯留液がたまると「滲出性中耳炎」を起こします。通常は耳管を通じて中耳に空気が入りますが、中耳炎で粘膜が腫れて耳管が詰まった状態になると、空気が中耳に入らなくなります。すると、中耳内の気圧が低下し、粘膜の血管から滲出液が滲みだして中耳にたまるのです。これが滲出性中耳炎です。滲出性中耳炎は難聴を引き起こすので、急性中耳炎を起こした後は要注意なのです。

子供にも、ストレスによる難聴が…

小学校に入学した後に起こしやすいのがストレスによる難聴です。近年はストレスから起こる難聴が増えていますが、これに罹りやすいのは実は子供たちなのです。ある研究によると最も起こりやすい年齢が8歳の時で、あとは13〜14歳の時です。また他にも、イヤホンやヘッドホンをして大きい音で音楽などを聴きすぎることも、子供難聴の大きな要因のひとつと言われています。

    

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