ウイルスに勝つポイントは…湿度と免疫力


乾燥が一番怖い

インフルエンザや風邪などのウイルスに対抗するために重要なことが湿度です。これらのウイルスは、低温と乾燥の環境下では急激に増殖します。暖房が普及した現代では、冬に風邪が流行るのは寒さのせいよりも空気の乾燥によるものと言われています。

マスクをつけると

身体にウイルスが入り込む入口は主に鼻とノドなので、その乾燥を防ぐとウイルスに感染しにくくなります。そのためにおススメなのがマスクです。ウイルスはとても小さいので、マスクの繊維は通り抜けてしまうことが多いのですが、大切なのはマスク内の湿度です。マスクをしていると内部の湿度を高いまま保つことが出来るので、ウイルスがマスクの中に入っても死滅する割合が高くなるのです。例えば、湿度が50%になるとウイルスは約3%しか生存できなくなります。

大切な自己免疫力

そして、最終的に大切なのが自己免疫力です。同じ状況におかれても、インフルエンザにかかる人とかからない人がいるのは、免疫力の強さの違いが大きいのです。免疫力をアップさせるのに大切な点が次の3つです。

【体を冷やさない】
冷えは免疫力に大敵です。体温が0.5度下がると、免疫力は30%以上も低下すると言われています。
【睡眠をきちんととる】
睡眠不足は免疫力を低下させます。免疫細胞は、夜間に古い細胞が死んで、新しい細胞が作られます。夜に寝ないと、細胞の入れ替わりがしにくくなります。
【ストレスを溜めない】
ストレスによってホルモンの分泌が影響を受け、免疫細胞であるリンパ球を減少させ、免疫力を低下させます。また、笑うとストレスホルモンが減ることが研究で明らかになっているので、笑いはとても大切です。

    

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