和食のポイント…食物繊維がたくさん摂れる!


冬は便秘になりがち

寒くなってくると、必然的に運動量や代謝量が減ってしまい、腸の動きが鈍くなります。また、冬には喉の渇きを感じにくくなるため、水分摂取量が減る傾向にあります。さらに、気温が下がることによって体温も低くなりがちです。そうした冷えによって、腸のぜんどう運動が低下したり、腸内の善玉菌が減ったりしやすくなります。こうした理由により、冬には便秘しがちになるのです。

食物繊維を含む食品・含まない食品

食物繊維というと、セロリやゴボウのように何か筋があるものを思い浮かべますが、実際にはそうではありません。食物繊維はさまざまな食品の中に含まれますが、外皮や殻などを含む食品に多く、精製された食品に少ないのが特徴です。また、肉・魚・卵などの動物性タンパク源には、あまり含まれていません。

主食を変えるだけで

食物繊維をたくさん取るためにおススメしたいのが和食です。主食のご飯とお味噌汁にちょっと工夫するだけで、たくさんの食物繊維を取ることが出来るからです。お米のもみ殻には食物繊維が多いので、白米から玄米にするだけでかなり多くの食物繊維を摂ることができます。そして、みそ汁には食物繊維の多い、ゴボウ、大根などの根菜類を多く具に使いましょう。タマネギなどもおススメです。大豆自体にとても食物繊維が多く、良質なタンパク質でもあるので、みそ汁は冬の健康維持には欠かせないものなのです。

定番おかずには食物繊維が豊富

和食のおかずとして食べる煮物には、食物繊維を多く含む野菜がたくさん使われることが多いです。そして、和食の定番のお総菜、ひじきと油揚げの煮物、きんぴらごぼう、切干大根、大豆の五目煮などは、どれも食物繊維が多く摂れます。また、海藻類にも食物繊維は多く含まれます。わかめの酢の物なども定番のお総菜ですね。さらに、朝食の定番である納豆も、とても食物繊維の多い食材です。

    

マガジン表紙へ