目が赤くなる原因は、本当にさまざま!

深刻な病気の危険も

結膜が充血する以外にも、赤目になる原因は色々とあります。一番注意したいのは、角膜や強膜などが炎症する毛様充血です。これは強膜炎やぶどう膜炎といった深刻な病気の場合があります。結膜充血が白目の周辺(目じりに近い部分)が充血するのに対して、毛様充血では黒目に近い部分が赤くなります。さらに、目の痛みや視野がかすむといった症状が強く出ます。充血以外の症状が強い時には、勝手に結膜充血と決め付けずに必ず眼科に行きましょう。

ポツンと赤くなるのは?

白目の部分にポツンと赤い部分ができる場合もあります。見た目に驚きますが、痛みやかゆみがない場合は結膜下出血である可能性が高く、通常は10日位で吸収され、深刻な病気ではありません。原因としては打撲や飲酒などがあり、原因不明の場合も多いようです。症状が長引く場合はきちんと眼科で相談しましょう。

強い紫外線に注意

さらに夏に起きやすい赤目が電気性眼炎です。紫外線の影響で角膜が痛み、目の痛みと充血が生じます。冬山で起きる「雪目」が有名ですが、同じことが夏では色々なケースで起こりえます。特に日差しの強い海水浴場や高山などではサングラスをかけるなど対策を心がけましょう。症状が現れるのは、紫外線をたくさん浴びた6〜24時間後で、夜間に目の痛みなどがあらわれます。

目のピークは10代?!

人は年をとっていくと徐々に衰えを感じていきます。身体の様々な機能は思った以上に早い段階でピークを迎えます。例えば、筋力は20代がピーク、骨は40代がピークです。そしてなんと、視力のピークは10代なのです。目の中には毛様体筋という水晶体の厚みを変えてピントを調節する筋肉がありますが、この筋力は10代をピークに弱っていくのです。つまり、身体の筋力以上に早く、目の老化である老眼は始まるのです。

    

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