目が赤くなる一番の原因は…結膜充血
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目の気になる症状でよく起こるのが、白目が真っ赤に充血してしまうことです。白目が赤く見えるのは、たいていは結膜充血が原因です。結膜とは白目の表面をおおう膜のことで、この膜には無数の血管がありますが、普段は細い血管で見えません。しかし目が疲れると、身体が血流を増やして疲労回復を進めようとして血管が太くなるのです。すると肉眼でくっきり見えるようになり、これが結膜充血です。
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結膜を充血させる原因は大きく分けて3つあります。ひとつめが感染、2つめはアレルギー、3つめが目の疲労です。感染症の代表がウイルス性の結膜炎です。いわゆる「はやり目」と呼ばれるもので、プールで移りやすい夏は特に多くなる病気です。感染力が高く、子どもから高齢者まで誰にでも感染します。目のかゆみや、目やに、痛みを伴うことが多いです。
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アレルギーというと、春先に起こる花粉症を思い浮かべる人も多いでしょうが、ハウスダストやダニが原因の事も多く、一年中いつでもかかる可能性があります。ウイルス性とアレルギー性のどちらに罹っているかは、かなり難しい判別です。勝手な判断で自宅に常備してあるアレルギー性の目薬を使うと、家族に移してしまうことになりかねません。充血以外に目やにや目の痛みといった症状が出た場合は、なるべく早く眼科を受診して原因を特定しましょう。
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感染でもアレルギーでもなければ、単なる疲れ目という可能性が高くなります。さらにもう1つ見落としがちな原因が老眼の進行です。40歳ぐらいになると、誰でも手元が徐々に見づらくなります。それに気づかないまま裸眼で頑張っていると目が非常に疲れます。気になる人は一度メガネ店で市販の老眼鏡をかけてみましょう。その方が手元を見やすいと感じたら、嫌がらずに使い始めることをおススメします。
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