嗅覚を刺激して、より良い生活をおくろう


嗅覚の刺激が少ない

視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚といった五感を刺激するものが、私たちの生活から少なくなっています。特に以前より刺激が少ないのが嗅覚です。野菜などに青臭いものがなくなり、部屋やトイレも清潔、人間の汗の匂いも制汗スプレーで抑えるような生活で、嗅覚から脳に送られる匂いの情報は、以前より確実に減っています

嗅覚をうまく刺激すると…

匂いは動物にとって重要なもので、敵か味方かを嗅ぎわけたり、自分の縄張りを主張したりする時に使われます。大昔の人たちは現代人よりずっと嗅覚が発達していましたが、現代では嗅覚の能力を十分使いきれていません。ですから、その嗅覚をうまく刺激すると、それまで使っていない脳の部分が刺激され、脳全体を活性化することができます。そうしたことがストレス軽減やバランスのよい精神状態を保つのにも役立つと考えられています。

アロマテラピー

匂いにより生活の質を上げようというのがアロマテラピーです。夏の始めはジメジメしていて、やる気が低下しがちです。そんな時には、スッキリとした香りで集中力を高めるローズマリーがおススメです。また、シトラスやペパーミントなどの香りは、覚醒効果があり気分をリフレッシュさせるので、能率アップに適しています。シトラスの香りを流したときは、香りが無い時に比べてミス率が半分以下になったという実験結果があるほどです。

胃腸の不調や不眠には?

夏バテからくる食欲不振の改善には、ライムの匂いがおススメです。メリッサ(レモンバームとも呼ばれる)もオススメです。消化不良に効果的なため、ストレス性の胃痛に効果が期待できます。また、夏には暑さから不眠になりがちです。夜よく眠れない人には、不眠に効果があるラベンダーやカモミールの匂いがおススメです。寝る前に芳香器を使って部屋に香りを拡散させましょう。

    

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