小粒に詰まった栄養で病気を予防 〜ゴマ〜


「まごはやさしい」の「ご」

「まごはやさしい」の「ご」はゴマの頭文字です。ゴマだけでなくゴマを含む種実類全体を指していて、ゴマ以外にもナッツなどもこれに含まれます。最近では食事の間の空腹対策にナッツなどを食べる人も増えていますが、種実類で日本人にとって食事に取り入れやすいのは何といってもゴマでしょう。

ゴマの特有成分がスゴイ!

ゴマは大量に摂ることは難しい食材ですが、小さな粒に栄養分がたっぷり詰まっていて、とてもバランスの良い食品です。ここ最近では、疾病予防などに予防効果が期待できるという研究も続々と発表されています。そして、ゴマに特有な栄養成分が「ゴマリグナン」です。成分全体からするとたった1%ほどですが、過剰な活性酸素を除去する抗酸化作用があり、老化防止や肝機能向上などの効果が期待できると言われています。

身体に良い成分や予防効果が期待

ゴマの成分はアミノ酸などのタンパク質が20%を占め、ビタミンBやビタミンE、ミネラル、食物繊維が30%を占めています。そして、ゴマの成分のうち、その半分は脂質が占めています。オレイン酸が豊富で、悪玉コレステロールの抑制や大腸ガン予防などの作用が期待されます。最近ではパーキンソン病や大腸ガンなどの疾病予防も期待できるとして研究が進んでいます。

適量はスプーン1杯程度

もともと大量には摂りにくい食材ですが、適量もそれほど多くありません。1日にスプーン半分から1杯程度を摂るようにしましょう。成分を効果的に摂取することを考えると、すりゴマの方がおススメです。出来れば毎日コンスタントに摂る方が良いのですが、少なくとも週に2回は食べましょう。ゴマが体内に入って、体内の抗酸化酵素や解毒酵素がいったん高まると、72時間程度は継続して効果が期待できるからです。

    

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