相性抜群の「マ」と「ゴ」は一緒にとろう


マメとゴマは成分を補い合う

「まごはやさしい」の「ま・ご」をあらわすマメとゴマ。実はこの2つの食材は相性の良い食材で、一緒に摂るとそれぞれの良さがより引き出されます。ゴマにはアミノ酸のメチオニンが多く、大豆にはアミノ酸の中でもリジンやイソフラボンなどゴマに足りない成分が豊富に含まれるので、それぞれ足りないアミノ酸成分を補うのです。豆腐や納豆などにゴマをかけるだけで簡単にマメとゴマが一緒にとれますから、出来るだけ一緒にとるようにしましょう。

野菜とも相性グッド

そして、ゴマは野菜ともお互いに相性が良い食材です。野菜を一緒に摂るとそれに含まれるビタミンCによって、ゴマに含まれる鉄分の吸収率が良くなります。そしてゴマの成分によって野菜のβカロテンが吸収しやすくなるので、野菜から見ても相性が良いと言えるのです。

マメ・野菜・ゴマをまとめて摂る!

さて、夏は色々なマメが旬となり、簡単にたくさんの豆類を食べられる季節になります。その代表的な食材が枝豆ですが、実は枝豆は未成熟の大豆なのです。そのため通常の大豆よりビタミンCが多く含まれています。枝豆には通常の大豆にはないビタミンCが多く含まれるので、これにゴマの食材を一緒に食べれば、まさに枝豆は最強の食材となるでしょう。ただし、枝豆は収穫してから2日たつと、アミノ酸に含まれているうまみ成分が半減するので、買ってきたら出来るだけ早く食べることが大切です。

魚とゴマも相性抜群

その他、ゴマと相性の良い食材には魚があります。魚に含まれる良い成分は不飽和脂肪酸であるDHAとEPAですが、これは酸化しやすい点が弱点です。ゴマの成分は酸化を防げるので、ゴマと魚を一緒に摂ると魚に含まれる不飽和脂肪酸をより多く摂取できるのです。

    

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