ピークが過ぎた時こそ、先を見据えた対策を!


ピーク時は過ぎたけど…

黄砂や偏西風の関係で、日本に流れてくるPM2.5が多くなるのは3月から6月にかけてと言われています。そろそろ今年のシーズンは終わり、と安心している人も多いでしょう。しかし、これからも毎年同じことに悩まされることになるわけです。シーズン終わりの今こそ、一歩先ゆくためには大切な時期なのです。

良いマスクをしても…

PM2.5は粒子がとても小さく、花粉などと比べ物にならないほど微小です。そのため花粉用のマスクではPM2.5には対応できません。医療用マスクや産業用マスクで「N95マスク」「DS2マスク」と記載されているものが、PM2.5の微粒子まで遮ることが出来る目の細かさがあります。しかし、いくら性能のよいマスクを使うようにしても、実はその効果を台無しにしている人がほとんどです。マスクと顔の間に隙間があれば、そこから微粒子が侵入してしまうからです。

すき間が出来にくいのは?

そこで最近注目されているのがオーダーメードのマスクです。素材は洗える高性能メッシュを使用していて、100回くらいは使用可能です。鼻の横幅の長さ、鼻の高さなど5か所を測定して、形状記憶ワイヤーを鼻や頬の部分に使用するので、マスクと顔の間に隙間が出来にくい構造になっています。春のピークシーズンの頃には注文が殺到しすぎてしまい、一時販売を中止したほどだったそうです。

色々ある対策グッズ

マスク以外にも、PM2.5の粒子量を手軽に計測できる粉じんモニターなどがあります。その他にも、静電気を除去して服に微粒子が付くのを防ぐスプレーや、身体に微粒子が付着するのを防ぐスプレー、洗濯物にかけて飛散物から守るシートなど、かなり色々な対策グッズが発売されています。シーズン終わりの今こそ、来年に向けてしっかりと知識を蓄えて、必要なものを人より早めに揃えておくなど、人より先ゆく健康対策を行なうのに有効な時期でしょう。

    

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