デング熱・・・こんな人が刺されやすい!

蚊が寄ってくる原因

不思議なことに、同じ場所に居ても、蚊に刺される人と刺されない人がいます。実は蚊に刺されやすい人は蚊が寄ってくる要因を備えているという場合が多くあります。蚊が寄ってくる要因は3つ、二酸化炭素・汗・体温です。例えば、次のような人が刺されやすいようです。

こんな人が刺されやすい

【肥満の人・妊婦】
肥満の人は汗をかきやすく、妊婦の人はお腹が大きくなってくると、肺がお腹で圧迫されて呼吸数が多くなり、その分二酸化炭素を発しやすくなります。また、肥満の人も妊婦も身体の表面積が広くなるため、その分刺される範囲が広くなるのも一因です。
【飲酒した人】
お酒を飲むと皮膚の血管が拡張して体温が上昇し、さらに汗をかきやすくなるので、蚊に刺されやすくなります。
【子供】
子供は体温が高く、代謝がさかんで汗をかきやすいからです。
【O型の人】
実は理由について科学的には証明されておらず、理由は分かっていないのですが、大規模な実験で「たしかにO型が刺されやすい」との結果が出ています。

怖がりすぎはダメ!

通常のデング熱の症状は、38度以上の高熱、頭痛や関節の痛みなど風邪やインフルエンザに似た症状で、発疹なども出ますが、それほど怖いものではありません。そして、発症した人の中で数パーセントの割合で重症型デングとなります。世界的な統計では致死率は20%以上ですが、先進国では1%未満にすぎません。医療の発達した現代の日本においては、きちんと早めに治療をすれば、それほど怖い病気ではありません。しっかり対策をしておくことは大切ですが、必要以上に怖がりすぎないようにしましょう。

    

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