簡単体操で「筋肉枯れ」を防ぐ!


加齢とともに減っていく筋肉

身体の筋肉量は20歳から60歳までの40年間に20%ほど落ちます。さらに60歳を過ぎると2倍のスピードで落ちこんでいきます。しかもこの数字は適度に体を動かしている場合であって、日常的に運動不足の状態が続いていれば、さらに速いスピードで筋肉は衰えていきます。

特に女性は注意が必要

特に女性は筋肉量の減少に注意が必要です。もともと女性は男性に比べて筋肉量が6割程度しかありません。さらにダイエットをする人が多く、脂肪と一緒に筋肉も落としてしまいがちです。食事制限だけのダイエットをすると、筋肉が落ちて疲れやすくなります。すると、あまり動かなくなって代謝が落ちます。それによって脂肪がつきやすくなり、またダイエットを始めてしまうのです。こうした状態になると、あっという間に筋肉がげっそり落ち、いわゆる筋肉枯れの状態になってしまうのです。

筋肉を保つ「簡単体操」

簡単な体操をして筋肉を刺激する習慣があると、健康的な筋肉を保てます。
<上半身体操>
1.タオルを肩幅で持ち、ピンと張ったまま両腕をまっすぐ頭上に持ち上げる
2.息を吐きながら肘を引いて、タオルを首の後ろを通して肩まで下ろす
3.肩甲骨に力を入れて10秒間そのままにする
4.その後、息を吸って頭上に戻す
<下半身体操>
1.足の指先を斜め外側に向け、ヒザのお皿も足指と同方向にして軽く曲げる
2.足裏で床を押しながら、ゆっくりとヒザを伸ばす
3.両腕を上げて手の先を頭の上でつける
4.体の全体を引き上げて10秒間そのままにする
<ふくらはぎ>
1.かかとを上げた状態で、足の指を伸ばしたり曲げたりする
2.かかとを床に付けた状態で、足の指をそらしたり曲げたりする

    

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