肺機能アップに欠かせないのは…筋トレ!?


肺を動かしているのは?

肺の機能は健康な人でも加齢とともに少しずつ低下します。肺は言うまでもなく呼吸に関する器官であり、息を吸うと肺は広がり、逆に息を吐くと肺は縮まります。私たちはふだん肺自体が動いて酸素を取り入れているように感じますが、実際は肺を取り巻いている筋肉による働きによって、呼吸を可能にしているのです。

呼吸筋を鍛えると…

その筋肉を鍛えることで加齢による機能低下を少しでも食い止めることができます。そのために効果的なのが、呼吸法とストレッチを組み合わせた「呼吸筋ストレッチ」です。呼吸筋とは肺を伸び縮みさせるために働く筋肉のことで、加齢や運動不足などが原因でこの筋肉が硬くなってしまうと息苦しさの原因になります。次のような呼吸筋ストレッチを毎日5分くらい続けると、呼吸機能が向上します。

呼吸筋ストレッチ

<肩のウォーミングアップ>
1.足を肩幅に開いてリラックスする
2.鼻から息を吸いながら、両肩をゆっくりと上げていく
3.口からゆっくりと息を吐き、肩を後ろに回しながら下ろす

<吸う筋肉のトレーニング> 下記の動きを10回くり返す
1.両足を肩幅に開いて立ち、胸の前で両手を組む
2.鼻から息を吸いながら、腕を前に伸ばして背中を丸めていく
3.口からゆっくりと息を吐きながら、最初の姿勢に戻していく
  (軽くヒザを曲げると背中をストレッチしやすくなります)

<吐く筋肉のトレーニング> 下記の動きを10回くり返す
1.両足を肩幅に開いて立ち、片手を頭の後ろに、もう片方の手を腰に当てる
2.鼻からゆっくりと息をたっぷり吸う
3.息を口から吐きながら、肘を持ち上げるように体の側面を伸ばす
4.息を吐き切ったら、最初の体勢に戻す

    

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