デング熱…蚊に刺されないことが何より大切!


予防には…

デング熱に対する有効なワクチンは、現在のところありません。予防には蚊に刺されないようにするのが一番です。
長袖と長ズボンを着用する
◇サンダルなどの素足を避ける
虫よけスプレーを使用する
◇ボウフラなどの発生を防ぐ意味で、水を溜めておかない

蚊に刺されやすいのは…こんな人

【肥満の人・妊婦】
蚊が寄ってくる要因は3つ、二酸化炭素・汗・体温です。肥満の人は汗をかきやすく、妊婦の人はお腹が大きくなってくると、肺がお腹で圧迫されて呼吸数が多くなり、その分二酸化炭素を発しやすくなります。また、肥満の人も妊婦も身体の表面積が広くなるため、その分刺される範囲が広くなるのも一因です。
【飲酒】
お酒を飲むと皮膚の血管が拡張して体温が上昇し、さらに汗をかきやすくなるので、蚊に刺されやすくなります。
【子供】
子供は体温が高く、代謝がさかんで汗をかきやすいからです。
【O型の人】
実は理由については分かっていないのですが、大規模な実験で「たしかにO型が刺されやすい」との結果が出ています。

怖がりすぎないことが大切

ヒトスジシマカの日本での活動時期は5月中旬から10月下旬です。寒くなるにつれて、デング熱感染は終息すると考えられています。今回は、最初に診断を下した医師が以前にデング熱患者を診たことがあり、それで気づいたということです。症状としては風邪やインフルエンザに似た症状で、今までにも気づかずに日本国内で患者が出ていた可能性も指摘されています。しっかり対処することは大切ですが、必要以上に怖がりすぎないようにしましょう。

    

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