パスタ…調理の仕方と食べ方に注意!


糖質は多いけれど…

パスタは和風の麺より太りそうな気がして、敬遠している人も多いかもしれません。たしかにパスタの成分は糖質が70%を占めていて、うどんなどより糖質の割合が多いと言えます。しかし一方で食物繊維が多く含まれ、鉄分やカルシウムは白米の3倍も含まれていて、栄養に良い点も多くあるのです。

オリーブオイルは使い方に注意

パスタ料理の良い点はオイルにあります。オリーブオイルに含まれるオレイン酸は悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを維持して動脈硬化を予防します。また、オリーブオイルには抗酸化力の高いビタミンAやビタミンEも豊富に含まれ、アンチエイジングに対しての効果も期待できます。ただし、オリーブオイルは酸化しやすく、加熱に向かないことが注意点です。炒める時に油を多めに入れるのではなく、調理し終わった後、食べる直前にオイルをかける方が良いのです。

トマト味を選ぼう

地中海料理は健康に良いと言われています。オリーブオイルがその理由の1つですが、その他に原因として考えられているのはトマトです。トマトには体脂肪を抑えて老化を防ぐ効果があり、リコピンという成分にはガンの予防効果があると言われています。このトマトの年間消費量が、イタリア人は日本人の約10倍なのです。ベース味を選ぶ時に迷った時には、ぜひトマト味のものを選びましょう。

具から食べるのがポイント

さらに気をつけたいことが食べる順番です。一口目に血糖値の上がりにくい食品を口に入れると、インスリンの分泌が穏やかになって糖の吸収を抑えやすくなるので、必ず具から食べるようにしましょう。そして実は、具に適した食材は肉です。パスタ麺にはタンパク質が足りないので、具にはタンパク質、それも脂肪酸をサポートするL−カルチニンを多く含む、牛もしくは豚の赤身肉がおススメです。メインのパスタを食べる前にサラダや野菜スープを取るとさらに良いでしょう。

    

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