厳禁なのは「スープ」と「夜食」・・・ラーメン


問題は塩分の多さ

ラーメンが健康に悪いのはカロリーが理由ではありません。シンプルな醤油ラーメンは約600kcalとそれほどカロリーは多くなく、問題となるのは塩分の多さなのです。ラーメン一杯の塩分は平均で約6〜7gもあり、1日に8〜10gに抑えるべき塩分量の6割から9割にもなるのです。

塩分を抑えるには?

塩分を抑える一番の方法は、出来る限りスープを飲み干さないことです。なるべくレンゲを使わずに食べるといった方法も試してみましょう。どうしても飲まないと気が済まない人でも、せめて半分残すだけでも3g程度の塩分はカットできます。汁なしタイプのジャージャー麺などは、スープと具が一体で残すことが難しいので避けた方が良いでしょう。塩分を取り過ぎると、今度は甘いものが食べたくなり、塩分と甘味の悪循環に陥るので注意しましょう。

おススメ具材は?

健康に良い食べ方は、ラーメンの具を野菜にする、もしくは野菜炒めを一緒に食べることです。野菜が低カロリーなのはもちろんですが、食物繊維も多いためにしっかりと咬む必要があり、満腹中枢を刺激して食べ過ぎの予防にもなるからです。野菜の中でもおススメはモヤシやホウレン草などです。これらの野菜にはカリウムが多く含まれており、体内の塩分を排出させやすくする効果も期待できます。

脂肪対策のために

脂肪が多いところも、ラーメンが不健康につながる点です。ただし脂質の多い豚骨ラーメンでも脂肪は1杯あたり約10gで、1日に必要な量の5分の1程度に収まっています。しかも麺にふくまれるのは3g程度なので、スープを残せば十分に許容範囲の脂質量となります。あと気をつけたいのは食べる時間帯です。消化器官の働きは昼頃に最も盛んになります。この時間帯であれば脂質を多めに摂ってもしっかり消化され、身体の中に余分な脂肪を溜めこみにくくなるので、ラーメンは昼食に食べるのがおススメです。

    

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