口の中が臭う・・・その理由と予防策
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口臭の大きな原因の1つが細菌で、100種類ほどいる菌の中でも「嫌気性細菌」が増えると、悪臭のもとになる揮発性ガスを発生させます。この細菌は唾液量が減ると一気に増殖します。加齢とともに唾液の分泌量は減るので、年齢が上がるほどよりケアに気を使う必要があります。
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寝ている間は口を閉じた状態になり、舌を動かす機会がなく、唾液の分泌が少量になります。その結果として細菌が増え続け、起床時は口の中に最も細菌が多い状態で、一日の中で最も口臭が強い時間帯なのです。朝きちんと食事をして唾液の分泌を盛んにすると、より早く細菌を追い出して臭いを消すことができます。
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唾液の分泌は自律神経の支配を受けています。緊張して交感神経が優位になると、口中が乾燥して唾液がネバネバした感じになり、口臭の原因になります。ストレスを感じている時も、交感神経が優位になった状態になり、唾液の分泌が抑制されてしまいます。さらに舌の動きも鈍くなるため、ますます唾液が出にくい状態になるので、ストレスがたまっている時は、かなり唾液の分泌が減りやすく、口臭が出やすくなるのです。
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口から息を吸って口から息を吐く「口呼吸」をしていると、口の中が乾燥しやすくなります。口が乾燥していると唾液の分泌が減り、細菌が繁殖しやすい状態になります。物をよく噛んで食べると唾液腺を刺激し、唾液の分泌を盛んにすることが出来ます。堅いものを食べると咀嚼の回数を自然と増やせます。また、ガムも唾液の分泌を盛んにするためにおススメで、噛む前に舌の上で転がすと、さらに効果が上がります。キシリトールなどシュガーレスタイプを選びましょう。
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