汗をかく季節には・・・気になる身体の臭い


汗には二種類

汗をかく季節になってくると、身体の臭いが気になってくる人も多いでしょう。ただし汗には臭うものと臭わないものがあって、きれいな汗と臭う汗は、まったく別の汗腺から出ています。全身にくまなく分布して体温調節を体温している汗腺は、エクリン腺と呼ばれ、汗の主な成分は塩分を含んだ水です。

臭う汗

臭いの元になる汗腺はアポクリン腺と呼ばれ、ワキの下にある以外に、乳輪・へそ周り・外耳道・外陰部など限られた部分に分布しています。このアポクリン腺から出る汗の成分は、脂肪・鉄分・尿素・アンモニアなどで、粘り気のある乳白色がかった液体です。分泌される汗自体はほとんど臭わないのですが、空気に触れると変質しやすく、皮膚表面の細菌によって分解されると独特の匂いを発するようになります。いわゆるワキガ体質の人は、このアポクリン腺の数が多いと言われています。

体臭が出やすい食べ物

身体の臭いが気になる人は、体臭が出やすい食べ物を控えると良いでしょう。体臭が出やすいものの代表的食品が、と牛乳やチーズなどの乳製品です。動物性タンパク質や脂肪を多く含む食品を摂ると、脂質の分泌が増えて臭いの元となるのです。また、ニンニク・ニラ・ネギ・ラッキョウなど食材自体の匂いが強いものも、身体の臭いの原因になりやすくなります。

臭いを抑える食べもの

体臭を抑えるために積極的に摂りたい食品が抗酸化食品です。体臭の原因である脂質などの酸化を防げば、体臭を抑えることが出来るのです。抗酸化作用の強いビタミンEを多く含むものは基本的に抗酸化食品で、うなぎ・アーモンド・ナッツ・植物油・カボチャやモロヘイヤなど緑黄色野菜が代表的な食材です。その他、ビタミンB2を多く含む食品のうち意外なところでは、レバーや納豆なども抗酸化食品で体臭を抑えてくれる食品です。

   

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