もしも、咬まれてしまったら・・・


帰宅したらチェック

マダニの大きさは数ミリくらい、大きいものでは30ミリにもなります。家ダニに比べて10倍以上もあり肉眼で確認できるので、帰宅した時や入浴時に、身体にマダニが付いていないか、服にマダニが付着していないかを、しっかりチェックすることが大切です。

必ずその日のうちにチェック

人がよく刺されるのは、頭や首筋などの露出部、太モモやワキの下などです。乳幼児や老人は、頭部への咬着が多いと言われています。ちなみに、マダニは見かけ上は黒褐色の物体で、血をたくさん吸っていたらスイカの種みたいに見えるようです。マダニが活動していそうな場所から帰ってきた時には、必ずその日のうちにじっくりとチェックしましょう。マダニに刺されても、咬みつかれてから24時間以内にマダニを引き抜くと、感染する確率は低いと言われています。

勝手に抜くのは危険

実際にマダニが食いついているのを見つけたら、マダニを破損させずに引き抜かなければなりません。マダニは管状の口器を皮膚に差し込んで吸血しますが、その表面はギザギザした突起になっていて、いったん差し込むと抜けにくい構造になっています。ピンセットで裏返してみて、黒褐色のとげ状のものが動いていれば、生きたマダニの咬着です。慌てて取り除こうとするとマダニの頭が皮膚の中に残る危険があります。たとえ身体の一部でもマダニが皮膚に残ると、後に感染症をきたすことがあるので、医療機関を受診して取り除いてもらいましょう。

ペットのチェックも

こうしたチェックは、ペットに対しても大切です。例えば犬では、アゴ、耳、目の縁、お腹、足の指の間、背中といった部分は、重点的にチェックしましょう。犬の場合は48時間以内に動物用の医薬品を投与すると、ほとんどの駆除が可能と言われています。

    

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