マダニ感染症は・・・屋外が危険!
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マダニは気温が上昇し始めると森林や野山で活動を始め、人間も暖かくなると、ゴルフや登山、野山へハイキングなどに出かけます。ですから暖かくなるこの時期は、特に注意が必要です。マダニによる感染症は新しい病気で、今のところ特効薬もワクチンも無く、症状に応じた対処療法しかありません。
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最大の予防は、ウイルスをもったマダニに刺されないようにすること、マダニの付着を避けることなのです。マダニはハーラー器官と呼ばれる感覚器を持っていて、哺乳類から発せられる二酸化炭素の臭いや体臭、体温などに反応して、草の上などから標的に飛び降りて血を吸います。そして、マダニは皮膚の柔らかい部分を探して刺すので、そのような柔らかい部分を覆うことが何より重要です。
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長袖と長ズボンを着用して、シャツの袖口をきちんと締めたり、ズボンの裾を長靴や靴下に入れたりするのが大切です。生地は布目が細かくて表面が滑らかなものにして、明るい色の服の方が黒いマダニを見つけやすいのでおススメです。その他、草むらや地面に直接座らない、衣服を地面に置かないなどといった配慮も必要です。そして肌の露出部分には虫よけスプレーを使用しましょう。ゴルフ場は殺虫剤を用いて管理しているところが多いですが、半ズボンの状態でラフに入ることは危険です。
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人間に大変な被害をもたらすマダニ、実はこのマダニはペットの犬や猫に対しても危険なのです。マダニの生息地は主に草むらや藪などですが、都会の公園や河原などでも見られ、そうした場所を散歩する習慣のあるペットにはマダニが脅威なのです。マダニに刺されると、犬も皮膚炎や貧血になる症状が出たり、ひどい場合には死にいたることもあります。ペットに対しても自分と同じ、もしくはそれ以上のチェックが必要です。
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