実は女性にも多い・・・痔の悩み


女性特有のリスクも

あまり周りの人に言いにくいことなので正確な数字は分かっていないのですが、日本人で痔を罹っている人がかなり多いようです。そして、痔というと男性に多いと思われがちですが、女性で罹っている人も多く、女性特有のリスクもたくさんあるのです。

便秘と冷えが悪影響を

便秘は痔の大敵ですが、女性は男性に比べて便秘になりやすいのです。まず、女性は便意を我慢しやすい点がよくありません。さらに、女性には女性ホルモンの影響で腸のぜんどう運動が鈍くなる時期があり、便秘を起こしやすくなるのです。また、女性に多い冷え性も痔を引き起こしやすい要因です。身体が冷えると肛門周りの血流が悪くなり、うっ血から痔を招きやすくなるのです。

長時間のトイレは逆効果

便秘や下痢は肛門に大きな負担をかけるので、痔の予防には快適な排便が不可欠です。ただし、無理に長時間トイレで頑張ることはかえって逆効果になります。トイレに座っているのは3分以内にしましょう。トイレでは姿勢そのものが肛門に負担をかけ、長引くほど肛門周辺の血行を悪化させます。出ないからといって強くいきめば、それだけ肛門への負担も大きくなってイボ痔の原因になります。

予防のために

長時間座ったままや立ちっぱなしの姿勢は肛門の血行を悪化させ、うっ血を招きます。特に1日中座り仕事をしている人は要注意です。たまに姿勢を変えてみたり、軽く身体を動かしてうっ血を解消するようにしましょう。骨盤の底を支えている筋肉を意識して動かすことがポイントです。そして、便通をよくするためには、積極的に食物繊維をとりましょう。あずきやインゲン豆などの豆類、ごぼうやさつまいもなどの根菜類、マイタケやシメジなどのきのこ類などに多く含まれています。その他、水溶性食物繊維を多く含むこんにゃく、海藻などもおススメです。

    

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