頻尿は病気が原因の場合も・・・
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病気が原因で起こる頻尿について、女性の場合まず考えられるのが「膀胱炎」の可能性です。「膀胱炎」になると、排尿時に痛みや血尿が出たり、残尿感があったり、また頻尿になったりします。「膀胱炎」は、圧倒的に女性に多く見られますが、その原因は、女性と男性の体の構造の違いにあります。
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男性の場合、尿道口から膀胱までの長さは約20cmありますが、女性の場合は4〜5p程度しかなくて尿道が短いのです。しかも尿道口の近くに膣や肛門もあるので、細菌が尿道に入りやすい構造になっています。「膀胱炎」は放置しておくと、膀胱内の細菌が尿管を通って腎臓に達し、急性腎盂腎炎を起こすこともあります。急性腎盂腎炎になると、腰痛や高熱が起こるほどになります。排尿時に痛みや残尿感などの違和感があったり、1日10回以上トイレに行く日が続いたりした場合には、早めに泌尿器科などを受診しましょう。
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男性が排尿時にトラブルを感じる場合、まず考えられるのが前立腺の病気の可能性で、その中でも多いのが前立腺肥大症です。60歳男性の50%以上に前立腺の肥大が見られます。トイレが近くなったり、夜間の頻尿があったり、残尿感があったりと、様々な症状があげられます。前立腺は膀胱の出口に位置していて中心部を尿道が通っているため、前立腺が肥大すると尿道を圧迫して、尿のトラブルを起こりやすくなるのです。
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前立腺肥大は良性の腫瘍で、ガンのように他の臓器に転移したり、周囲の組織に広がったりすることはありません。そのせいで、前立腺肥大症の初期症状があっても、“年のせい”とほうっておく人も少なくありません。しかし、前立腺肥大が進行すると、突然尿が出なくなって下腹部に強い痛みが出たり、腎不全や尿路結石などを引き起こしたりする危険もあるので、あまり放置せずに専門医に相談しましょう。
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